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グルテンフリーと米粉の魅力

小麦アレルギーの原因と主な症状

食物アレルギーってなんで起こるの?

小麦アレルギーってどんな症状?

小麦アレルギーって何を食べればいいの?

小麦アレルギーに関する情報はたくさんありますし、数多くあるサイトや書籍を見ていくことは大変なことだと思います。そんな方に、なるべくシンプルにわかりやすく小麦アレルギーに関する情報や食べものなどの情報をまとめました。

サイト内の情報が1つでもお役に立てばと思っております。

1.小麦アレルギーって何?

小麦アレルギーとは、食物アレルギーの中のひとつ。

日本で食物アレルギーを引き起こす3大食材は、卵と牛乳、そして小麦と言われています。

食物アレルギーは主に子供に起こることが多いのですが、大人になってからいきなり発症してしまうこともあります。

小麦も例外ではありません。

年齢に関わらず食物アレルギー全体の8%は小麦が原因となっています。

食物アレルギーと聞いてもピンとこない方もいらっしゃるかと思いますが、まわりに蕎麦アレルギー、蟹や海老の甲殻アレルギー、卵アレルギー、小麦アレルギーの方はいらっしゃいませんか?

実は4人に1人は何らかの食物アレルギーを持っているとも言われています。

アレルゲンを含む食材を食べると湿疹やかゆみなどの軽い症状からショック状態になるアナフィラキシーショックといった軽度な症状から重度な症状まで様々です。

15~20分ですぐに症状が出てくる即時型と、1~3日後に症状が出てくる遅発型があり、即時型は自覚症状もあるのですが遅発型はアレルギー原因の食品を食べてから症状が出てくるまでに時間がかかるため自覚が無いこともあります。

小麦アレルギーの場合は、グルテンアレルギー(グルテン不耐性)とも言われ、小麦に含まれるたんぱく質であるグルテンが原因となっている事が多いです。

なお、小麦アレルギーは次のような症状を起こします。

  • 皮膚
    皮膚の赤み、かゆみ、じんましん
  • 口、のど
    唇、舌、口、のどの違和感やかゆみ・腫れ、口内炎、声の枯れ
  • 消化器
    腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、血便

  • 眼の充血、かゆみ、涙、まぶたの腫れ
  • 呼吸器
    鼻水、くしゃみ、鼻づまり、咳、喘息、呼吸困難
  • 全身(アナフィラキシー)
    上の症状が同時多発的に起こり、ときにショック状態になる

小麦アレルギーに限らず、食物アレルギーの対処療法としてはアレルゲンを含む食品を除去した食事を摂るようにしますが、近年はアレルゲンを少量ずつ摂取して耐性を付ける方法も広がっているようです。

ただ、これに関しては耐性がつく以前にアレルギー症状がひどくなる場合もありますので信頼出来る専門医に相談されて長期な計画を立てた治療方針が大事になるようです。

先程も書きましたが、小麦アレルギーに関しては「食べない」のが1番です。

外食や市販品を買う場合は、アレルギーの食材が入っていないか原材料などチェックするクセをつけましょう。

ただ、子どものころは食べられたものでも大人になってからアレルギーを発症する事もあります。

その場合は今まで食べられたもので食品アレルギーの症状が出ていても気づくのが遅かったり、気づかない場合があります。

血液検査などでアレルゲンを調べることが出来ますので自分の身体のことを知ることが大切になります。

1つの食材を大量に食べ続けるような偏った食生活はアレルギー発症の引き金となる場合がありますのでいろんな食材をバランスよく食べる習慣が大事になるようです。

2.小麦粉に含まれるグルテンについて

小麦は、世界で最も広く栽培されている穀類で世界三大穀物の一つです。

小麦粉製品は日本でも比較的お手頃の価格でお腹がいっぱいになって美味しい主食として多く食べられていますね。

朝はパンという方も多いのではないでしょうか。

小麦粉は、文字通りですが「小麦の殻を取り粉末状にしたもの」で、でんぷん・たんぱく質などの成分を含んでいます。

中でもグルテンというたんぱく質は、小麦独自のものです。

小麦粉に水を加えてこねると粘りと弾力性が出てくるのは、このグルテンのためです。

パンや麺などのいろいろな食品がグルテンの性質を利用してつくられています。パンがふんわり膨らむのも、うどんのコシもこのグルテンのおかげなのです。

ちなみに、グルテンの量が多く、質の強いものから順に

強力粉>中力粉>薄力粉

となっています。

小麦に関しては、昔から小麦の収穫量を増やすために品種改良が何百回と行われ、特に小麦のたんぱく質であるグルテンは、交配により大幅に構造が変化したのです。

一部ではこの品種改良のせいとも言われていますが、「グルテン過敏症」「グルテン不耐性」「遅延フードアレルギー」の人が近年増えてきているとの話も。

グルテンが入っていないパンは膨らみが悪いので、米粉パンに小麦グルテンを添加してふんわり膨らませているお店もあります。

店頭販売のパン屋では原材料表示の義務がありませんので、購入時に気を付けないと米粉と書いてあるからと食べるとグルテンを摂取してしまう可能性があります。

また、アレルギー表示についても表示義務のある品目にはグルテンは含まれていませんので注意が必要です。

グルテン過敏症やセリアック病ではない人も、ランチにパスタやラーメン、パンを食べた後に異様に眠くなったりする事がありませんか?

「小麦粉製品をたくさん食べると病的に眠くなる」人は小麦粉製品を控えた方がいいかもしれません。

「なぜ、小麦粉製品をたくさん食べると眠くなるのか」ですが、それはグルテンが血糖値を急上昇させ、その後に体内で血糖値を下げるためにインシュリンが出てその急降下の際に眠くなると言われえています。

この血糖値のコントロールが上手に出来なくなると、糖尿病になり易くなると言われています。

食べる順番や食べるものを選ぶことによって血糖値の急な上昇や下降ではなく、ゆるやかな上昇と下降にすることが出来ます。

それにより、血糖値の安定とともに空腹も感じにくくなるのでダイエットにも効果的です。

ちなみに「スペルト小麦」とは、現在広く利用されているパン小麦(普通小麦)の原種にあたる古代穀物ですが、こちらを使用したパンを食べても眠くならないという話を聞いたことがあるのですが不思議ですね。

3.小麦アレルギーの症状

小麦アレルギーの症状として、小麦を含んだ食品を食べると湿疹やかゆみなどの軽い症状からショック状態になるアナフィラキシーショックまで軽度から重度まで症状は様々です。

経口摂取だけでなく、石鹸に含まれた小麦でアレルギーを発症し石鹸会社が告訴された事件もありましたね。

小麦アレルギーについて15~20分ですぐに症状が出てくる即時型と、1~3日後に症状が出てくる遅発型があり、即時型は自覚症状もあるのですが遅発型はアレルギー原因の食品を食べてから症状が出てくるまでに時間がかかるため自覚が無い場合も。

たとえば、いつもなんだか身体が怠い、頭痛が多い、朝起きづらいなどのちょっとした体調不良の原因が小麦粉アレルギーのせいだったりするのですが、日常生活に支障をきたすほどの症状出ない場合は、わざわざアレルギーを疑って病院で検査したりしないですよね。

病院に検査に行かなくても簡単に分かる方法があります。

試しに小麦製品を2週間まったくやめてみてください。

2週間が過ぎた時にハッキリと身体が軽くなったり頭がスッキリした場合は、小麦アレルギーまでいかなくてもグルテン過敏症の可能性があります。

その後、たとえばパンやパスタを食べた後に、腹痛や倦怠感などを感じた場合は小麦アレルギーの可能性がありますので病院でキチンとアレルギー検査をされることをオススメいたします。

小麦アレルギーの方も、グルテン過敏症の方も出来るだけ小麦製品を摂取されない方が良いです。

日々の不調をいつものことだからと放置しておくと別の病気や体調不良を呼び起こします。

===

風邪をひきやすい。

風邪をひくと長引いてなかなか治らない。

夜早く寝ても朝起きれない。

いつも頭がスッキリしないので気分がどんよりする。

感情の上下が激しい。

アトピーや喘息である。

疲れやすい。

===

これらの原因のひとつが小麦アレルギーの可能性があるのです。

日々、元気に過ごすためには心身ともに健康でないといけません。

あと、小麦アレルギーは精製した小麦だけでなく、全粒粉の製品やお菓子、調味料などに含まれるすべてに対してアレルギー反応が出ます。

明らかに小麦粉で作られた、パン・ケーキ・パスタ・ピザ・うどん・たこ焼き・お好み焼きなどに気を付けるのはもちろんの事、見えない部分の小麦やグルテンに関しても警戒する必要があります。

そのまま食べられる製品や加工品は原材料をしっかりと吟味して、外食もきちんと答えられる料理店に行くようにしましょう。

また、小麦を米粉など他の食材と置き換えて調理する自炊はオススメです。

4.小麦アレルギーの代表的な疾患 セリアック病

セリアック病は小児、成人問わず影響を与え、生涯続く遺伝性の自己免疫性状態です。

セリアック病の人がグルテンを含む食物を摂取すると、中毒反応が発生し小腸に損傷をもたらして食物が適切に吸収されなくなります。

食物に含まれる少量のグルテンでさえ、セリアック病を持つ人に影響を与え、健康上の問題を引き起こす可能性があります。

また、症状が表に出ていない時も小腸に損傷が生じている場合があります。

グルテンは特定の穀物に存在するタンパク質の総称で、セリアック病の人にとっては有害となります。

これらのタンパク質はあらゆる小麦(デュラム・セモリナ、スペルト、カムート、 ヒトツブコムギ、ファロ を含む)やライムギ、オオムギ、ライコムギ等の同族の穀類に含まれており、完全除去が必要です。

グルテンが食事から取り除かれると、小腸は治癒を始め、全体的な健康が改善します。

投薬は通常必要とされません。

栄養不足を解消するための補給に関しては、かかりつけの病院に相談されるのが良いでしょう。

セリアック病と診断された場合は、グルテンフリーを順守することにより骨粗鬆症、腸のリンパ腫や、その他関連する疾病の尤度が減少します。

グルテンフリーに順応するためには、ライフスタイルを変えることが必要となります。

ラベルを読み隠れたグルテンを含まない食物を特定する方法を学ぶこと、自炊すること、他の食品からバランスよく栄養を摂る事が重要です。

調味料や添加物に含まれた微量のグルテンでさえ、重篤な症状になるためグルテンフリー製品ですら製造背景などまでしっかりと知る必要があります。

アメリカではグリテンフリーがブームになり、全体の30%がグルテンフリーの食事を摂っているとも言われています。

グルテンフリーの食品が増えており、グルテンフリーのパスタ、うどんなどもあります。

パンケーキやパンも米粉のものがありますが、米粉にグルテンを添加している場合もあるので、グルテン不使用かどうかをちゃんと確かめるほうが良いかもしれませんね。

そう。米粉で作っているから、グルテンフリーとは限らないのです。

それらの知識をしっかり持つことで、グルテンフリーでも毎日美味しく楽しい食事はきっと可能だと思います。

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